--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2014.07.11 (Fri)

『Laplace』 Part.4 -My End- 文章&挿絵サンプル2

『Laplace』 Part.4 -My End-の文章&挿絵サンプルその2になります。
本内容は展開が無難でなく、少々のネタバレを含むものとなっております。
承知の上で続きからお願いします。

【More・・・】




「ねえねえ、数学の宿題やって来た?」
「勿論よ。まどかは?」
「えへへ……」
「笑って誤魔化してもダメよ……忘れちゃったの?」
「昨日ちょっと面白いドラマがやっててね、いつの間にか見入っちゃって。終わる頃には何かもう全部やった気になっちゃってたんだ」
 そこまで述べたまどかは眼前で両手を合わせ、私を拝むような格好で、
「だからお願いほむらちゃん! ノート写させて!」
「それはダメよ。宿題はしっかりと自分の手でやらないと、あなたのためにならないわ」
「ええ……そんなぁ」
 先程までの勢いはどこへいったやら、途端にしょぼくれるまどかなのであって、左右に揺れるお下げもどこかいつものような精彩を欠いているように感じられる。基本的に真面目な子ではあるのだが、どこかこういうところが抜けているのだ。
「ああもう、縋ってもダメよ。写させてあげることは出来ないけど、休み時間の間に教えてあげるから……それでもいいかしら?」
「わ、ホント? ほむらちゃんの教え方って丁寧で分かりやすいから好きなんだ!」
「調子がいいんだから」
 そうして二人笑い合い、並んで歩幅を合わせながら昇降口までの道をゆっくりと辿る。
 それは些細な、そう、実に何気のない日々である。
 朝起きて、顔を洗って、着替えて、ご飯を食べて、いってきます。
 登校途中でまどかと落ち合い、学校で授業を受けお昼を友達と一緒にし、時偶、放課後にはどこか美味しいお店でお菓子や飲みものを買い食いし、ただいま。
 あるいは、週末にまどかが私の家にお泊りをしに来たりすることだってある。
 一人暮らしの私の生活を気にしてか、少し凝った料理を共に作ったり、食後のお茶を一緒しながら何とはなしにテレビを眺めたり、そうしてお風呂に入ったあとは、一緒のベッドで横になって、おやすみなさい。
 何とはない日々ではあるのだが、ただしこれは、私が求め欲して走り続けた先に見出した理想郷、まさにそのものである。

2のコピー



スポンサーサイト
22:22  |  その他情報@DoJing  |  TB(0)  |  EDIT  |  Top↑

*Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://12stories.blog38.fc2.com/tb.php/639-e5ba21d8

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。