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2014.04.13 (Sun)

『Laplace』 Part.3 -Honey Crisis- 文章&挿絵サンプル2

『Laplace』 Part.3 -Honey Crisis-の文章&挿絵サンプルその2になります。
今回はどの挿絵をとってしても展開が無難でなく、少々のネタバレを含むものとなっております。
承知の上で続きからお願いします。

【More・・・】




 ただしこれは、とても大きな力の奔流だ。力は私の中で産声を上げ掛けており、その凄みの片鱗を感じることは出来るのだが、果たしてこれを用いてしまっていいものなのか。そうだ、私は――。
 この力の片鱗それだけでして、力の全容それ自体を半ば理解するに至っている。
「心配しないで」
 伸るか反るか、私の躊躇いを果たしてまどかは察していたのかもしれない。あるいはこの力とて彼女から授けられたものであり――更にいうならば、まどかも全くの無からあのワルプルギスの夜を一撃で撃破せしめる程の力を持つに至った、今やそういう人種の一人なのだ。彼女が私の葛藤について何かしらの理解があったとして、それは全くの問題ではない。
「今はこれしかないけど、一回くらいなら思い切りやっても大丈夫なはずだよ。それにほら、ほむらちゃん……」
 グリーフシードを握り込む方の私の手を優しく包みながら、彼女はそっと私の耳元へと顔を寄せて囁くようにする。不意にこれまでの日々の感覚が思い出され、背筋を震わせる私なのだが、果たしてまどかから告げられる言葉はそんな私の不埒ですらも掃き浚うようなものであったのだ。
「ダメならダメで、ずっと私と一緒だよ」
 ああ――そうか、と。それも、そうだな。
 ここに至り、私は一切の躊躇を捨て去るに至る。確かに、まどかのいう通りである。惜しむべきでないものを捨て去るに関して、私は何を恐れていたというのか。全くの日和見であった。
 私は彼女へと一つ頷きを返し、最小限で留めていた私の新たな力について、普く行使をする決心に至る。大丈夫だ。上手くいっても駄目になっても、いつかどこかの世界において、私はまどかとずっと一緒になるのだ。何も問題はない。
「ありがとう、まどか」
 言葉を一つの契機とし、私は解き放つ。渦巻く力の奔流が私の中では収まりきらずに、その内の一部が外界へと放出されているような念を覚える――いや、解る、だ。今や不安は全て消し飛び、私はまどかから与えられた力の概念を完全に理解していた。

LHC_4

 知覚の扉が浄化され、全てのものは私にとってありのままに現れ、無限に見える。私へと付与される知慧の全てが、何かしらの崇高な演算機構のようなもので処理がなされ、無限に近しい情報に対し、これらの理解についても何ら不足がない。
 これが私の新たな力だというのか。非常に強力で、現状における私が最も必要とする類のものであると感じる。まどかが私に託してくれたという由縁に、運命のようなものを覚えることを禁じ得ない。
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テーマ : 魔法少女まどか☆マギカ ジャンル : アニメ・コミック

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