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2012.12.31 (Mon)

【C83】メルロロ同人誌『ロロナちゃんとのこと~えんぜるふるはーと~』 告知用エントリ

タイトルにあります通り、年末に開催されるC83で頒布予定のメルルのアトリエ二次創作百合小説『ロロナちゃんとのこと~えんぜるふるはーと~』の情報などを掲載していきます。

初公開日:2012/11/19
最終更新日:2012/12/10

■更新履歴
2012/11/19 本エントリ作成、スペース情報追記
2012/12/07 表紙絵公開
2012/12/08 本文サンプル、挿絵1公開
2012/12/10 とらのあな様への委託情報を追記しました


■表紙絵
merurori.jpg


■基本情報(敬称略)
ジャンル:二次創作(メルルのアトリエ)
主要キャラ:メルル、ロロナ
タイトル:『ロロナちゃんとのこと~えんぜるふるはーと~』
ページ数:52P(B5・表紙カラー)
予価:600円
スペース:3日目 ヤ-16b(あむゆま様のところで委託をさせて頂きます)
サークル:委託での参加予定
文:メヌエット
表紙・挿絵:浅生なつめ/torazo
年齢制限:18歳未満の方はお買い求めになれません


■あらすじ
メルルちゃんがロロナちゃんとただひたすらにらぶらぶちゅっちゅするお話です。
お姫様は駆け寄って抱き締めて、一緒にお風呂入ってパジャマ着せて、一緒のベッドで眠りたくなることを一切自重しません。


■含有成分
おもらし


■補足
Blogで公開中の『ロロナちゃんとのこと』(新しい窓で開きます)の続きを書くつもりで本文は作成しております。
見なくとも別に問題のない内容に仕上げているつもりではありますが、初っ端かららぶらぶ度全開の2人について前提を得たい方は是非事前にご覧頂ければと思います。


■頒布物
当日は新刊の当作の他に、既刊の唯澪本(friend(s))、トトミミ本(princess)も少数持ち込みます。
頒布価格は前回と変わらず600円です。よろしくお願いします。


■委託
とらのあな様で委託をさせて頂いております。既に予約を受け付けております。
遠方の方など是非ともご利用ください。前作のトトミミ本もまだ扱っておりますので、そちらも是非。



■本文サンプル
本エントリの続きに本誌冒頭、イントロパートを収めます。
文質や傾向などの参考にして頂ければ幸いです。

【More・・・】




 靴の底が床を打つ音が鳴る。手荒く扱うものだから、バッグの中で調合物と調合物がそれぞれにぶつかり合う金属音が立つ。それと重なる、軽い息切れの調子。朝も早くからアトリエは控え目な喧騒に包まれている。
「……まだかしら?」
 そうして細々と働く音の主とは別に、私の左手からは静かな、しかし部屋の隅々までよく通るような苛立たしげな声が上がるのだ。
 これはどうにも大変そうだなと、なだめる意味も込めては気を利かせてソファを勧めたものだが、頑なに辞しては入り口に背中を預けるミミさんは、その口と言外の双方からして実に濃密なプレッシャーを発し続ける。その怒気の示す先が私でなくてよかったと思う反面、先生にしては誠以てご愁傷様という他に掛ける言葉が見つからない。
「ご、ごめんねミミちゃん。もうちょっとで終わるから」
 普段のミミさんに対してはそれなりに余裕のある対応をするトトリ先生も、自らの失態によって招かれた不備というやつを十分に理解しているのだろう。可哀想なくらいに狼狽しては先程から下手を維持し、ひたすらに出立のための準備へと勤しんでいる。
 そう、先生とミミさんは今日、二人でトロンブ高原へと採集に出掛ける約束をしているのだ。
 先生は余程楽しみだったのか、それはもう昨日の昼食時からしきりにその話題を振るものだから、聞いてもいないのに嫌でも私の頭の中にはスケジューリングがされてしまうというもので、全くいつものことながらこのお二方に関しては本当に仲睦まじいことであると感じる。
 ただそこに唯一の誤算があるとすれば、それは先生が出発の時間を少々誤っていたというその一点に終始するのだけれども、生憎にも朝の時間というやつは平時のそれに比べて実に大きな存在感を発揮するものだ。身だしなみの調整、食事など、その他にもやるべき仕事が多いというのに、急事の割り込みなどそうそう簡単に許容出来る訳がなく、すなわちそれら因子の帰趨として今目の前にある先生の焦燥が出来上がる次第と相成った。
 カリカリとしたミミさんがこうして扉の前で待ちぼうけを喰らってからぼちぼち十分くらいが過ぎようとしているものだが、それでも流石に先生の方も準備が整って来たようで、よかった。どうやら決定的な修羅場にはならずに済みそうな次第である。
「おでかけなんですよね。今日はお二人でどちらにいかれるんですか?」
 私は少しでも場の雰囲気をなだめようと、何も知らない風を気取ってはミミさんへと声を掛ける。無論、そのいき先がトロンブ高原であることは承知しているし、その目的が素材の採集という名目に託けたデートのようなものであることも私はまた理解している。
 ただ、ここでミミさんらの行程を把握しているような素振りを見せてしまっては、ミミさんの性格上、トトリ先生が私へとその情報を漏らしたであろうというその因果について詰問が始まることは請け合いであり、これは回避すべきやり方である。また、お二人で、というところを多少強調することによってミミさんの羞恥心を煽ることも同時に試み、少しでもその気勢を削ぎ、主導権をこちら側に持って来んとするのだ。伊達にこの数年を付き合ってはいない。私なりの接待でして、微力ながらも先生のフォローを試行しに掛かる。
「え、ええ、まあ……ちょっとその辺まで。トトリの採集に付き合いに……」
 思った通り、おかしいくらいに口籠もり、予想通りの反応を寄越すミミさんに込み上げて来る笑みを抑え込みながら、私は二の手、三の手と次ぐようにする。
「わあ、いいですね。先生も最近は手元にあるものを使って調合をするだけでしたから、きっといい気分転換になります。ミミさんが一緒に付いていてくれると安心でしょうし」
「と、当然よ! 一流の冒険者たるこの私が同行するんだから、トトリには怪我一つさせはしないわよ」
「さっすがあ。頼もしい限りです。出来れば私も一緒にいきたかったんですけど、ちょっと今掛かっている調合から手が離せなくて」
 一緒にいきたかった、という発言で寸時驚いたような様子を見せたミミさんは、その直後の下りにてまた胸を撫で下ろすようにする。本人に自覚はないのだろうけど、やはり会った頃から変わらず分かりやすい人だ。ミミさんはとてもいい人で、そして先生のことが大好きなのである。
「はあ。ミミちゃん、ごめんね。もう出られるよ」
 思うと目的が少し逸れてしまっていた感があった。私がミミさんいじりに執心している内にも相当に頑張っていたことであろう、息を切らせた先生が満を持しては割り込んで来、私は自身のお役御免を悟りながらさりげなく一歩を引くようにする。
「出られるよ、じゃないわよ、もう。ほら髪の毛とか、変に跳ねちゃってるわよ」
「あ、わわ、ごめんねミミちゃん」
「いいからじっとしてなさいよ」
 そうして先生の側頭部を手櫛で優しく梳くようにするミミさんで、や、やあ、それにしても大胆だ。私はここにいてもいいのだろうか。普段があんなにもヘタレなミミさんがどうしてこんなにも強気であるのかがよく分からなく、また、先生にしても嬉しいのだろうけれども実に居心地悪そうにちらちらと私へと視線をやるもので、あ、ほら、今も目が合ってしまった。頬を赤くして俯く私たちは、師弟揃ってミミさんにやり込められてしまうような態となる。実に珍しい状況であると感じる。
「はは、何かアツいですね」
 そっぽを向きながら、どうにも居た堪れなくなった私は迂闊にもそう発言してしまったものだが、果たしてミミさんは何か熱のようなものに浮かされていたのかもしれない。昨日からの先生がそうであったように、きっと楽しみが過ぎて他方が目に映らなくなってしまったのではなかろうか。
「あ……」
 その心中を改める機は私にはないのだけれども、ともあれ自らと先生、そしてギャラリーとして二人を取り巻く私という状況を客観的に見つめることが敵ったのだろう。何かに至ったような、面食らったかのような表情を浮かべては、急に取り繕うように先生の元を離れ、いつも通りのミミさんの調子と相成る。
 少し悪いことをしてしまったかもしれないが、いずれにせよこの先数日は水入らずで他の目を憚らず好きなことを好きなように振る舞うことが出来るのだ。お二方の尊厳を慮ると、今私がいる目の前で盛り上がってしまうのは上手い手ではないと感じる。先生もミミさんも一度没入してしまえば何もかもが真っ直ぐなものだから、その点では蚊帳の外である私がある程度のブレーキを利かせなくてはいけない。間違ってはいない。
「ま、まあいいわ。ほら、さっさといきましょう」
「う、うん。じゃあね、メルルちゃん。あとのことはよろしくお願いね」
「承知しました。先生もミミさんも、お気を付けて」
 挨拶もそこそこにいかにも不完全燃焼然とした様子で出発をする二人は、こういっては何だがやはりさっさと追い出して正解であったと感じる。私のようなお邪魔虫は速やかに退散するべきなのだ。
 とまれ一段落である。先生が忙しかったために、朝食の食器は片付けられることなく洗い場で水に浸けられたままとなっている。私としても日がな一日暇を持て余している訳ではなく、今日という日を有意義なものにするためにも、やるべきことはどんどんと前倒しで処理していかなくてはならない。
 私は調合用の釜の中身が安定期に入っていることを確認しては表に出る。予定通り夜半までは手を加えずともよいような状態となっており、それでもまるきり忘れてしまってはいけない。あとでボードの目立つところに付箋を貼っておくこととしよう。
 今日から明日に掛けてのレシピを頭の中に浮かべながら手元を動かしていれば、やがて全ての洗い物は使用前の真っ白な姿を取り戻す。私は彼らを布巾で軽く磨いて順番に籠に入れ、そこまでするともう屋外でやる仕事はなくなってしまった。私は中に食器の詰まった取っ手を握り、再びアトリエの中へと戻る。
 しかし、先生らのことを何だかんだといいながら、私にしても少しそわそわしてしまっている感がある。普段はケイナに任せ切りで見向きもしない箒と塵取りを手に取っては床を少し掃き清めてみたり、窓や机上を濡れ雑巾で磨いてみたり、ああそうだ、ベッドのシーツも替えておかなくてはいけない。大切なことだ。横になった時に洗い立ての匂いがした方が気持ちのいいことであろうと思う。
 そんな具合で柄にもなく私が家事へと精を出していると、いつの間にか約束の時間――トトリ先生が本来出立を予定していたはずの時間だ――となっていたらしい。入り口の扉からコンコンと打音が立ち、ノックの癖一つ取っても人それぞれの個性が出るものだと最近の私は思っているのだが、出所が低く、重さの乗り切らないようなこの音色の主には心当たりがある。この得心に限っては、私はどこか確信めいた閃きを有しているのだ。
「開いてますよ。どうぞ」
 ベッドに掛かり切りであった私は階上からそのまま声を張り上げるようにする。来訪者の彼女にしても我が家の勝手をよく知っていることだろう。特段に戸惑う様子もなく扉を開いては、ああ、やはり間違いはなかった。私が心待ちにしていたその無邪気な姿を現してはこちらを見上げるようにし、大きく手を振ってくれるのだ。
「メルルちゃん、おはよ!」
「おはよ、ロロナちゃん」
 トトリ先生とミミさんが二人で一緒に出掛けるのだと教えた途端に、「じゃあその間、メルルちゃんが寂しくないようにメルルちゃんのおうちでお泊りするね!」といい出しては聞かなかったロロナちゃんであり、私としては全く困ったものだなあ仕方ないなあと余裕を持った対応に終始していたその実、寂しいかどうかは別として彼女と暫くの時間を共にいられるというその提案には大層魅力的な響きを感じており、やはり断る気など端からなかったものである。全く我ながら、現金な大人ではなかろうか。
 替えたばかりのシーツを抱えながら少し急くようにして階段を下る。ロロナちゃんはソファやら椅子に腰掛けるでもなく入り口にて私が降りてくるのを待ったままに、わくわくとした表情でこちらを見上げるようにしているのだ。
 彼女はとても愛らしく、基本的に何をしていても可愛いものだけれども、その中でも上目遣いという構えは特段に強い魅力を持っていると思う。身長差があるものだから、私を見つめる時のロロナちゃんというのは基本的にそのような姿勢を取るのだけれども、そこから滲み出る一生懸命さ、可憐さと来たらどうにも言葉にいい表すことが出来ない。毎度堪能させてもらっている私なのだが、まだまだ飽きることはなさそうだ。
 やがて私が下り終わるとシーツごとまとめていつものように抱きついて来るロロナちゃんで、今この場を見る者は誰もいない。おそらく私は大層締まりのない表情をしているのではなかろうか。彼女の後頭部を抱き寄せ、いいこ、いいこ、とその小さなおつむを撫で摩ってやる。
「いらっしゃい、ロロナちゃん」
 私の言に、シーツへと顔を突っ伏してはぐりぐりとおでこを当てていたロロナちゃんは直下から私を見上げるようにし、
「ん。メルルちゃん、今日はいっぱい遊ぼうね」
 その声色と表情から誘いのような雰囲気を感じては、私は腰を折って目線を彼女に合わせるようにする。果たして私の意図は違ってはいなかったらしく、間もなくロロナちゃんから触れるだけの口付けを賜る次第と相成る。
 どうにも、とても幸せだ。今日という日がいい日になるというそれ以外の光景が全く浮かばず、そしてこの心象は間違いのないことであろう。
 私はこの、胸の内がむずむずするような感覚について考えながら、本日からのロロナちゃんとのことについて思いを馳せる。あれもしたい、これもしたい、やりたいことがいっぱいだ。
「今日はまず遊ぶ前にアトリエの片付けをしようと思ってたんだ。ロロナちゃんも手伝ってくれる?」
「うん!」
 迷いを差し挟むこともなく私へと返事を寄越す彼女をもう一撫でしてやってから、私は持ったままでいたシーツを洗いもの用の籠の中へと落とす。そうしてまずは洗濯をしてからアトリエの中を掃除するんだよと、私のプランを伝えては終始にこにことしたロロナちゃんを引き連れていざ取り掛かることとする。
 日はまだ高い。今日が終わっても明日がある。ロロナちゃんと過ごす時間は、それはそれは素敵なものになりそうな予感に満ちていた。


メルルちゃん、おはよ!


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07:42  |  アトリエシリーズ@DoJing  |  TB(0)  |  EDIT  |  Top↑

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