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2012.10.08 (Mon)

【GLFes8】トトミミ同人誌『princess』 告知用エントリ

タイトルにあります通り、10/8に開催されるGirls Love Festival 8で頒布予定のトトリのアトリエ二次創作百合小説『princess』の情報などを掲載していきます。

初公開日:2012/09/05
最終更新日:2012/10/07

■更新履歴
2012/10/07 当日頒布情報追記
2012/09/24 委託販売情報更新
2012/09/16 表紙絵公開、スペース確定、プチフェス情報追記
2012/09/05 本エントリ作成、本文サンプル(イントロパート)公開

■表紙絵
ミミちゃんは、私のナイト様なんだ

■基本情報(敬称略)
ジャンル:二次創作(トトリのアトリエ)
主要キャラ:トトリ、ミミ
タイトル:『princess』
ページ数:52P(B5・表紙カラー)
予価:600円
スペース:うに07
サークル:MENTOR(メントール)
文:メヌエット
表紙・挿絵:浅生なつめ/torazo

■あらすじ
極限の寒気に覆われる氷の大地へと赴いたトトリとミミが、久しぶりに再会することとなるピアニャと一緒にお散歩したり、キャンプをしたり、遭難しかけたり、ご飯を食べたり、お姫様ごっこをしたりするお話です。
割と非日常なんでしょうけど彼女たちにとっては日常たらしいことを、日常たらしく描きます。
尚、Blogにて公開中の拙作、『knight』の続きを描くつもりで書いております。予めそちらを参照して頂けると何か思うところが増えるかもしれません。

■含有成分
ほんわかとした具合の日常成分を多めに含んでおります。
あんまり慌てたり騒いだり泣いたり落ち込んだりといったことはありません。
あるものを、あるように。おとなしめなトトミミに仕上げました。

■錬金術士にお願い♪


尚、本イベントにおいてMENTORはアトリエシリーズ百合プチフェスの【錬金術士にお願い♪】に参加登録しています。
当日はアンソロジーの頒布やシールラリーなどの各種企画が開催される予定となっています。
詳しくは上記のバナーからのリンク先を参照して頂くようお願いします。

■頒布物
当日は新刊の当作の他に、既刊の唯澪本(friend(s))も持ち込みます。
頒布価格は前回と変わらず600円です。よろしくお願いします。

■委託
とらのあな様で委託をさせて頂いております。



■本文サンプル
エントリの続きに本誌冒頭、イントロパートを収めます。
文質や傾向などの参考にして頂ければ幸いです。

【More・・・】




「あ、見えて来た。ミミちゃーん! もうちょっとで着くよお」
 うつらうつらとしていた私へと甲板の操舵席からトトリの間延びした声が届き、もうそんな頃合いかと、マントを羽織り直しては船室を退出する。
 頑丈な木扉を開け放ったその先は数刻前の景色と異なり、粉雪がぱらぱらと舞い散るような、そんな幻想的な風景が広がっていた。
 吐く息が白い煙を為し、トトリのいうようにこの度の目的地まではもう目と鼻の先であるらしい。
 足元を確かめると甲板にもうっすらと雪が積もっているようだった。船体の揺れに気を付けながら滑って踏み外さないようにと注意を払い、トトリの元へと足を運ぶ。
「ついさっきまでは炎天下の航行だったっていうのに、相変わらず不思議な気候よね。そんなに長い間寝ていたかしら?」
 いつもの錬金術士然とした衣装だけでは肌寒いに違いない。上に重ねて防寒具を纏ったトトリは、真っ赤になってしまっている鼻をすんすんと鳴らしながら口を開く。
「ううん、ミミちゃんが中に入ってから一刻も経ってないと思うよ。ちょっと前から急に気温が下がって雪が降るようになって来たの。最果ての村までもうちょっとだね」
 こまめに舵を切るトトリに従い、彼女の船は流れの荒い地点を避けては波を掻き分け進んでいく。ここまで来ると魔物の類もほとんど現れないことであろう。いよいよ到着を待つのみといった段となる。
 私はトトリから見えないように控え目な欠伸をし、肺と脳とに新鮮な冷気を送り込む。灰色掛かって足踏みをしていた調子の方もぼちぼち目が覚めて来るようで、気を一つ入れ直してはマントの着心地を改め、トトリの肩を叩く。
「あとは私がやるわよ。トトリはちょっと船室の方で休んでなさい」
「え、もうあとちょっとだし大丈夫だよ。途中とか任せ切りだったし。ミミちゃんこそゆっくり休んでてよ」
「目覚まし代わりに少し身体を動かしたいのよ。外は冷たくて目がしゃっきりするし、何より景色がよくて落ち着くわ」
 そうしてトトリから無理やり操舵席を奪うようにする私なのだが、彼女はどうにもこれがご不満の様子で、
「むー、最後くらいやらせてほしかったのに……あ、じゃあさ、二人で一緒にやろうよ。くるくるーって。私が右に舵を切る係で、ミミちゃんは左。これなら文句ないよね?」
 私からしたらトトリは少し休憩を取るべきなのであって、さっさと船室の方に引っ込んでほしいと思っていたところなのだが、どうやら伝わり切らなかったようだ。ここで更に強く押したとて反発されることは目に見えており、こんなことで喧嘩をするのもバカらしい。彼女の提案を飲むことこそがこの際における最善なのであろうと思う。
 ため息を吐きながら、「好きにしなさい」といい捨てると、トトリも遠慮なく私の許しを受けて立つ。
 この近辺はもうそれほど波の動きも急ではないため、放っておいても目的地を大きく逸れることはないのだが、陸に上がってしまうと船旅とは無縁の時間が暫く続くことだろう。名残があってはならないし、こちらもこちらでそれなりにやらせて頂くこととしよう。
「あ、ミミちゃんそこちょっとだけ舵を切って……うん、そう。はい、オッケー」
 彼女と、彼女の父親が作った船だけあって、流石に船体の造りや扱いについては私よりもトトリの方が段違いに明るい。
 こうやって私の方が一方的に彼女からの指示を仰ぐという場面もなかなかないもので、あるいは私一人だけで務めなかったことは正解であるのかもしれない。何だかんだと新鮮な機会であり、どうせあと少しだけならばこのままでいてもいいのかもしれないと、そう認めざるを得ない程には私も二人で取る舵を堪能しているような態であった。
 私たちの操舵に従いながら、トトリの船は風を、波を、雪を切り分けながら着々と進路を踏んでいく。目的地である最果ての村、彼の地を擁する氷の大地まではもう少しだ。
「ピアニャちゃんに会うのも久し振りだねえ。元気にしてるといいなあ」
 彼女の言はもっともであって、私にしても寂れたあの村落で暮らす少女のことは気掛かりであったのだ。本当に、息災でいてくれるといいのだが。
「もう直ぐ分かるわ。せっかく食材だとか日用品だとか、お土産を沢山持って来たんだから。その時に確かめればいいわよ」
「ふふ、そうだね」
 楽しみを抑え切れないといった様子でトトリは腕を振り、軽快な操舵を繰り出す。
 島の影も刻一刻と鮮明になり、数週間に渡る船旅もいよいよ到着の時を迎えんとしているようであった。
 何だかんだと彼の地は、塔の悪魔とやり合ったのち、密航したピアニャを送り届けるために幾度かの往復をして以来だろうか。感慨と懐旧の念を覚えながら、残りの舵をトトリに任せた私は荷降ろしの準備に取り掛かることとした。
 接岸までそう間もないことだろう。アーランドのように温暖な気候でもない。無駄のないよう、私は手早く準備を進めなくてはならない。

 
** princess ** 


続きは本編にてお楽しみください。



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